「○○さんは会社で誰と仲がいいの?」「女子会とかやってるの?」
なんて、職場の上司や同僚から聞かれることってありませんか?
私も以前の会社でよく聞かれました。
そしていつも返答に困っていました。
これといって仲のいい女性社員がいなかったから・・・(苦笑)
でも意外な事に女子会には結構誘われていて、色んな部署の方からお声がけをいただいていました。
それは何故かと言うと、私の外面が良かったから。
当時の私は職場で悪い印象を持たれたくなくて、いつも感じ良くニコニコしていたからです。
でも本当は、職場の女子会が苦手。というより、目立っている女性グループが苦手でした。
最初のうちは断ることで何か嫌なことが起きるのではないか、せっかく誘ってくれているのに悪い印象を持たれてしまうのではないかと不安で、誘われるまま参加をしていました。
ですが、そのうちに行きたくないのに無理に参加している方が、面倒なことに巻き込まれると知り、その後は本当に行きたいと思う女子会以外はお断りをするようになりました。
この記事では、女子会が苦手な理由と女子会を断ったことで起きたこと、起きなかったこと、私の対処法などをまとめてみました。
女子会に行きたくない理由
1.苦手な人がいるから
職場には色んな人がいて、なんかちょっと苦手だな、近づきたくないなと思う人もいますよね。攻撃的な人もいたりして。
でも、仕事だからと割り切ってやり過ごしているのに、仕事の後も付き合わないとならないなんて、気が重くなります。
できれば早く帰って、自分の好きな時間を過ごしたいと思っているのに、嫌なのに、苦手な人の機嫌を取ってしまう自分。それがたまらなく嫌なのだと思います。
2.参加していないと悪口を言われそうで怖いから
職場の女性が複数集まると、噂話や誰かの悪口で盛り上がることが多いのではないでしょうか。
自分はよく知らない人だったりすると、分からないのに「そう思わない?」「そう思うでしょ?」と共感を求められることもしばしばあります。
女性は自分の気持ちを共感して欲しい心理がどうしても働きますからね。
そのために女子会を開いている人も多いのではないかと私は感じていました。
そして、仲がいいと思っていた人同士が、その人のいない所で悪口を言っていること。
「私も参加しないと悪口を言われてしまう」という恐怖心から、自分が悪口を言われないように、その人達を見張るために参加したこともありました。
3.一度行くと定期的に参加することになるから
女子会に何度も誘われると、断るのが申し訳なくなり「1回だけなら・・・」と思って気の進まない女子会に参加した事があります。
1回行っておけば、しばらく誘ってこなくなるだろう・・・と私は考えていたのですが、私の考えとは逆に、一度参加したら固定メンバーとなってしまう女子会だったようです。
一回行ったことで、都度連絡が来るようになり、また、女子会だけでなくそこから派生する別の飲み会にも頻繁に誘われるようになって、「失敗した・・・」と思ったことがあります。
4.中途半端に仲良くなって仕事に影響するのが嫌だから
職場には自分に対して好意的な人も、そうでない人もいるのが一般的だと思います。
また、おとなしそうな人、気が弱そうで自分の意見をあまり言わない人を都合よく利用しようとする人がいます。私も何度か遭遇しました。
私の場合、女子会に参加して顔見知りになったお局様的な人に、無理なことを言われて困ったことがありました。
当時私は管理部門にいたのですが、そのお局様は、「彼女(私)とは知り合いで融通が利くから大丈夫」と、ある事を上司に安請け合いしたそうです。
私と知り合いだからと言う理由で通る訳もなく、そもそも無理な内容。
そのことを伝えると、「分かりました。それでは上司経由で正式にお話しがありますから。それでいいですね!!」なんて、急に高圧的な態度をされて嫌な気持ちになったことがあります。
私なら自分(お局様)のいう事を聞いてくれる、簡単に都合よく動かせると思ったのでしょう。
理不尽なことを言っても断れないだろう、ごり押しすれば何とかなるだろうと、軽く見られていたのだと思います。
こんな扱いをされるのなら、社内で中途半端な知り合いを作りたくないと思いました。
女子会を断ることで起きそうなデメリット
1.断ると仕事がやりづらくなるかも
ずっと、職場で人間関係を円滑にしないと、仕事がやりづらくなるから人に合わせておくのがいいと思っていました。
だから行きたくない飲み会や女子会にも参加して、みんなと仲良くならないと・・・と。
そうしないと、仕事がやりづらくなると考えていたからです。
ですが、実際は半々で、女子会を通じて顔見知りになって仕事がやりやすくなった、親しくなって話ができる人、相談できる人ができて良かった、と思うこともあれば、前述のとおり、自分の都合を押し付けようとしてくる人もいて、逆に仕事がやりづらくなることもありました。
2.嫌われて孤立しそう
女子会を断ると否定的に取られて、嫌われてしまうんじゃないか、職場で孤立してしまうのではないか、と不安になる気持ちも分かります。
だから行きたくなくても我慢して参加するんですよね。
でも、誘いを断ることで嫌われることはなかったと思います。
それよりも中途半端に仲良くなって、理不尽なことやくだらない頼まれごとを断った時の方が、相手を苛立たせて嫌われたんじゃないかな。
こんな思いするなら、好かれたくないし最初から参加しなければ良かったと思いました。
3.参加したい女子会にも参加しづらくなる
もちろん、この人と仲良くなりたいな、参加したいなって思う女子会もありました。
参加したくない女子会と何が違うんだろう、と考えてみると受け入れられている感があったんですよね。話していて心地いいというか、安心して楽しめるというか。
そういう女子会には積極的に参加したいと思ったのですが、行きたくない女子会を断っておいて、行きたい女子会に参加したことがバレたら、何か言われるんじゃないか。
そんな風に思うとなんだか後ろめたく感じてしまい、結局どちらにもいかない時期がありました。
利用してくる人を避けるために、好意的な人まで避けてしまう羽目に。
これでは、自分から孤立しに行っているようなようなもの。でも当時の私はどうしたらいいのか分かりませんでした。
女子会は断ってもいいし参加してもいい
1.デメリットを引き受ける
結局、私が女子会に行きたくない一番の理由は、職場の立場を利用して都合よく利用しようとする人がいるから。
その人達と変に仲良くなりたくないからだという事に気づきました。
だから、そういう人がいる女子会には参加したくないという自分の気持ちを大事にしようと。それと同時に、断ることで起きそうなデメリットも引き受けることにました。
悪口を言われるかもしれないこと、仕事がやりづらくなるかもしれないこと、孤立するかもしれないこと。
ずっと、そうなることが怖くて曖昧な態度をとっていたけど、そうなってもいいから行きたくない場所にはいかないと、腹を括りました。
それに、中途半端に知り合った人からの面倒なお願いを断るよりも、その入り口である女子会の方を断る方が、当時の私には楽に思えました。
2.参加したいときだけ行けばいい
ですがそうなると、逆に自分が行きたいと思っている場所に行くことが悪いことのように思えてきました。
断った女子会のメンバーから、「そっちの女子会には参加するの?」って言われたり思われたりして、陰で何か言われることが怖くて、後ろめたくて。
そして、ずっと私が持っていた「人には平等に接しなければならない」という価値観が、更に自分を縛り付けていました。
でも、そもそも私に対して理不尽な要求をしてくる人と、好意的な人を平等に接するべきという考え自体がおかしなこと。
人を利用しようとしてくる人は、最初から人を平等になんて見ていないと思います。
だったら私が自分で築く人間関係は、私が選んでいいのだと考えるようになりました。
だから、女子会への参加も不参加も自分が決める。と。
3.実際にやってみて起きたこと
行きたくない女子会・飲み会は断ろうと決めてから、「参加しないことで悪口を言われてもいい」「仕事がやりづらくなってもいい」とデメリットを引き受けて、断り続けました。
ですが、その恐れていたデメリットは起きませんでした。
逆に行きたくない女子会は断ると自分で決めたことで、迷いがなくなり気持ちが楽になりました。余計な事を気にしないで済むので、仕事がしやすくなったというメリットもありました。
そして、人を都合よく利用しようとしてくる人から、頼まれごとをされることもなくなりました。
その人の中で、私は断れる人で利用できない人、使えない人と思われたのでしょう。
例え、その人達から悪口を言われていたといても、実害がなければなんともないし、その悪口が私の耳に届くこともありませんでした。
まとめ
今回は女子会に行きたくない理由、断ったことで起きたこと、起きなかったことなどを書いてみました。
誘いを断るようになると、当然ながら誘われなくなります。
最初のうちはそれがちょっと気になったりもしましたが、誘われてもどうせ断るのだからと割り切っている内に気にならなくなりました。
それよりも自分が話してみたいと思う人や、行きたいと思う女子会に参加することの方が私には大切でした。
以前までは、職場の人間関係は選べないと思っていたけれど、自分の人間関係は自分で選べるんだということを実感しました。
そのためには、デメリットを引き受けたり、勇気を出すことが必要で、相手の反応を考えると怖いと思うこともあったけれど、やってみて随分と気持ちが楽になりました。
女子会が苦手で憂鬱な気持ちで参加している人、断りたいのに断れない人の参考になったら嬉しいです。