「上司や同僚の前で委縮してしまう」「嫌われているのでは?と思い悩み、仕事が手につかない・・・」こんな悩みはありませんか?
当記事では、嫌われているかも?と思い悩む状態から抜け出し、心が軽くなる、とっておきの思考法をお伝えします。
仕事が手につかない、日々がストレスでしんどいと感じる方はぜひ参考にしてください。
そもそも人に嫌われるとは?
「人に嫌われたくない」とほとんどの人が思っていると思います。私も人に嫌われたくありません。できれば自分も人を嫌いたくないです。
ですが、実際には苦手な人、自分には合わないな・・・って人いますよね。
プライベートの友人関係なら、自分でコントロールしてなるべく接点をもたないようにできます。でも、職場の人間関係となるとなかなか難しく、目の上のタンコブのようにいつもその人が気になってしまいます。
あなたを嫌っている人はどんな人?
あなたのことを嫌っているように感じているのはどんな人でしょうか?また、それはいつからで、きっかけになるようなことはありましたか?
今までは普通に接していたのに突然相手の態度が変わったのであれば、何かきっかけになることがあったのかもしれません。
仕事上で意見が食い違い、何か誤解をされてしまった気がするとか、理由が分かっていれば嫌な気持ちにはなるけれど、むやみに不安にはならないのかもしれません。
しかし、最初からなんだか嫌われている気がする、何故か自分にだけ嫌な態度やとげのある言い方をしてくる人がいると、「自分が何かしただろうか?」と不安になりますよね。
その人が周りと仲が良く中心的な人物な場合や、上司にも信頼されていたりすると、その人の周りにいる人からも嫌われているような気になってくるから不思議です。
いい人ほど陥りやすい思い込み
突然降る雨も自分のせい?
何故か分からないのだけど、嫌われているみたいで自分にだけ接し方が違う、そう思うと次第にその人と接しないようになり、皆の輪の中に入るのを躊躇するようになります。
段々と「理由は分からないけれど自分が悪いんだ」「自分は皆に嫌われているのではないか」と思い込んでしまうことが私にもありました。
次第に集中力も無くなり、ミスが増え業務に支障が出ると更に「私が悪い」と自分を責め、自信を失っていきます。
自分のミスではなくても全て自分のせい、極端な話ですが、突然雨が降ってくるのだって自分のせいだと思い込んでしまいます。
証拠集めを始めてしまう
そして次に「自分が悪い」「自分は嫌われている」ということの証拠集めを始めます。
不思議なことに、自分は嫌われていると思って人と接していると、今まで普通に接していた人や好意的に接してくれていた人まで「本当は私のことが嫌いなのかもしれない」などと勘ぐり始めます。
相手が忙しく、たまたまそっけない対応になってしまったときでも、「やっぱり私は嫌われているんだ」と嬉しくない証拠を集めて、「ほらね、当たっていた」なんて自分の見方が正しかったと、何故かほっとしたりしています。
こんな時、職場の信頼できる人に少しでも話せればいいのですが、そういう人がいない場合は辛いですよね。
また相談したとしても「そんなの気のせいだよ」とか「誰だって苦手な人はいるよ。私だって○○○があってね」とあまり話を聞いてもらえないと、「やっぱり言わなきゃ良かった・・」とますます落ち込んでしまいます。
心が軽くなる3つの思考習慣
習慣1. 相手に嫌われてもOK、相手を嫌ってもOK
でもそれはとてもしんどい。不安からどうすれば嫌われずに済むのか、ずっと考えていました。
しかしそんな方法はなく、心理学の本を読み漁っていると「自分もOK、相手もOK」という人間関係が一番良い状態と書いてありました。
その考えを参考にして、「人に嫌われてはいけない」と思い込んでいたものを「私も相手を嫌いでいいし、相手も私を嫌いでいい」と変換して、お互いの自由を認めてみました。
現状は変わらないけれど、お互いの意見をというか考えをOKとしたのですね。すると何となく相手の態度も軟化したように思いました。
習慣2. 今は嫌いでいい
私たちは子供の頃から「誰とでも分け隔てなく仲良くしなければならない」食べ物でも「好き嫌いはよくない」と言われて育ってきました。
私も親からのその言葉が強く刷り込まれていたようで、大人になった今でも無意識に従っていたようです。子供の頃のしつけや教育としては正しいものだと思います。
ですが、大人になって会社の複雑な人間関係の中にいてもまだ、この子供時代に言われた親の言いつけを守ろうとしている自分がいることに気付きました。
そのことに気付いてからもしばらくの間は、人を嫌う感情を受け入れることに罪悪感があったのですが、「今は嫌い。でもこの先は分からない」と、その時その瞬間の気持ちとして認めるようにすると罪悪感が少なくなりました。
心理学で言う「いまここ」の気持ちです。
「こういう理由で今は嫌い。でもいつまで嫌いかは分からない」と思うと、罪悪感や不安は小さくなりました。またこのように考えることで、嫌いな人、苦手な人に対する心の負担も少なくなりました。
習慣3. 嫌いな人とは距離を置く
嫌いな人とは距離を取りましょう。仕事でどうしても関わらなければならない場合は、接触は必要最小限にできるといいですね。
以前の私は「人には平等に接しなければいけない」という強い思い込みがあったので、嫌いな人ほどコミュニケーションを取って距離を縮めようとしていましたが、疲れて凹むだけでした。
逆に嫌いな人とは距離を取り、自分の好きな人や感じがいい人との関係性を大切にしていると、向こうから気を使って私に近づいて来るということがありました。
結論、あなたはその人が好きですか?
ところで、あなたはその人が好きですか?嫌われるとどうなってしまうのでしょうか?
・業務上で嫌がらせをされる
・相手上司や立場が上の場合、評価を下げられる
・孤立させられて職場に居づらくなる
・価値がないと思われて居場所がなくなる
これは以前私が思っていたことです。そうなるのが怖くて、特定の相手に必要以上に気を使い笑顔で接していました。
それを勇気を出してやめてみました。
結果、何も変わりませんでした(笑)
また、上記のように恐れていた状況になる事もありませんでした。
私が何をしてもしなくても嫌う人はいるし、いくら嫌っていることを隠しているつもりでも、相手にはバレバレだったのだと思います。
まとめ
結局のところ、やはり全ての人に嫌われない方法はありません。良かれと思って行動したことが相手の考え方や状況によっては迷惑と捉えられることもあります。
その誤解が解けた時には良い関係性が作れることもありますが、根本的に合わない人がいるのは仕方のないことです。
自身が嫌われるのを恐れるあまり、人を嫌わないように自分の気持ちを認めず、無理に好かれようとしては、心が疲弊してしまいます。
そんなときは「相手に嫌われてもOK、相手を嫌ってもOK」「今は嫌いでいい」という言葉を思い出してみてください。
少しでもあなたの心が楽になるようであれば幸いです。